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人をすべての始まりに、心地よさをカタチにしていく。
丹下都市建築設計 社 長 石野 靖博
建築の設計は、毎日が選択と判断の連続です。
どれくらいのスペースを確保するのか?空間と空間のつながりをどうするのか?
建物の形や高さについてなど、様々な、複雑に絡む要素を選別し、
判断して選択しなければ完成には至りません。
的確な判断を行うには、判断のベースとなる確固たる考えが必要になり、
私たちの場合は、それが丹下の建築哲学にあたります。
そのひとつが「その場所で過ごす人を心地よくする」ということです。
丹下健三は「美しきもののみ機能的である」という言葉を残しました。
複雑にからむ要望や機能性をまとめて美しいものに仕上げていく。
そこにデザインの大切さがある訳ですが、
現在の丹下都市建築設計はその哲学を受け継ぎながらも
「美しくて機能的なものだけが心地よさを生む」と考えています。
美しさと機能性の価値基準は、日本と海外、都市と郊外では違ってきます。
しかし美しいと感じ、機能的と感じるのは、
いつの時代でも、どの場所でも人であることに変わりはありません。
丹下都市建築設計は、建築から都市の未来を考えます。
都市から必要とされる建築を考えます。しかしどのプロジェクトも、
私たちの仕事の中心には必ず人がいます。
クライアントとの対話を重ねながら、表面的な要望だけでなく、
このプロジェクトで求められている「心地よさ」を導きだしてカタチにする。
その努力を積み重ねることが丹下都市建築設計の仕事なのです。